・ちょっと待ってください!あなたはホントにMTFですか?女性ホルモン開始の前に自分と向き合ってください!!
性自認がちょっと違うかもと思ってすぐに女性ホルモンに手を出す人も一定数います。
スグ始めるという行動力があることはいいことではあるのですが、生態系を変化させ
る物なので安易な気持ちや思い付きではやらないで頂きたいです。
もちろん、ホルモン治療するしないかは個人の自由で私があなたにどうこう言う筋合い
はないのですが、後悔する人もいるのです。
女装趣味などから入り、いろいろと試してるうちにホルモンを始めて2年も3年も続
けていて女装に飽きてしまった場合です。
シスジェンダー同士で結婚していて、いざ子供を作ろうとすると精子が出ないという
ことがあります。
長い期間女性ホルモンを投与していると、睾丸があっても6カ月~1年で男性として
の生殖機能は永久的に改善することはないと言われています。
一過性の女装趣味だけならホルモンに手を出すべきではありません。
・睾丸があっても女性ホルモンの投与量と期間によっては男性機能は回復しません!
前項でも書いたように女性ホルモンを使用し続けることによって睾丸での男性ホルモン
の分泌がほぼされなくなります。
専門的なことはわかりませんが、血中濃度が女性ホルモンがある基準値を超えると
恐らく身体が男性ホルモンはもう必要ないと判断して、睾丸でホルモンの生成がさ
れなくなるのだと思います。
一般的には3カ月ぐらい女性ホルモン摂取で男性ホルモンは減少してくると言われて
います。
ホルモン治療を開始するにはまず血液検査は必須です。現在自分自身どの程度の男性
ホルモンが分泌されているかを知るのは自分の指標になるからです。
もともと男性ホルモンの分泌が少ない人の場合で、女性ホルモンを服用すると短期間
でも生殖機能が失う可能性もあり得ます。
・女性ホルモンの継続がないと更年期障害のような状態に悩まされる可能性があります。
男性の生殖機能が消滅した場合、女性ホルモンを継続しないと更年期障害のような症状
に悩まされることがあります。
シスジェンダーの女性が閉経後に、ホットフラッシュや発汗などのような更年期の症状
です。人によっては倦怠感やうつのような気分的な変化も現れます。
また、女性ホルモンを服用することで血栓症のリスクが増えたりするので注意が必要
です。
その一方で性転換手術済みの人で女性ホルモンを服用を止めてる人もいます。
特に問題なく過ごされてる方もかなりの数いるようです。
しかし、各々個人差があるので問題ない人もいれば更年期のような症状で悩む人もいる
訳です。
・ジェンダークリニックの診断書があっても女性ホルモン投与で後悔するケースと私の思うこと。
一般的なガイドラインの流れとしてはジェンダークリニックで医師の診断を受けてホルモン
治療へと進みます。
ただ、法律に抵触せず個人輸入で本人の自由意志で扱うこともできます。もちろん自己責任です。
女性ホルモンを処方してもらうことになりますが、医師に「本当に始める?大丈夫なの?」
と念を押してくる人もいます。睾丸があっても将来子供が欲しくなっても男性不妊などに
なるからです。
もちろん、女性ホルモンを継続しなければいけないということもあります。
また、成長期は既に終わって20代後半から30代、場合によっては40代になってから
ホルモンを始めるという場合はかなりの覚悟が必要です。
その覚悟というのは、もう既に男性として出来上がってる状態で女性ホルモンを始めても
生殖機能が衰えて多少ムダ毛が細くなる程度です。
今まで違和感を感じながら誤魔化しながら男性として社会で経済活動をしているとその
所作が染み付いてしまっていて女性になりきれないのです。
傍目から見ると失礼ですが、ただの女装趣味のオカマのおじさんのようにしか見られない
現実があります。
更に身長が高く、顔も強面というのを本人が自覚してる場合は女性ホルモンを投与して
もほぼ意味がないと考えられます。
このような方が戸籍変更中のホルモン治療、性別適合手術後の戸籍変更までこぎつけて
も組織に属して経済活動する上では支障が出ることが多いです。
妻帯者なら尚更ハードルが高いです。
自殺をする人もいるので女性として生きる自信がそこまでない場合はホルモンには手を
出さずに女装趣味で留めて置くのが無難だと思います。
余談ですが、白血病などの大病を患い抗がん剤治療や放射線治療をして男性ホルモンの
分泌がほとんどされていない方がいます。
このような方は男性不妊の状態なので精子がないので子供はつくることはできないらしい
ですが、ホルモン補充療法により自然妊娠したケースもあるようです。
私の浅はかな考えですが、このような例から女装などから安易に女性ホルモンを服用して
精子が作られなくなっても睾丸摘出さえしていなければホルモン補充療法で男性の生殖機
能が復活するのではと思いました。
生殖機能が復活すると精巣の働きも戻り子供の作ることができるのではないかたと思いま
した。
完全に私の素人的な発想ですが、過去に女性ホルモンに手を出して男性不妊に悩んでいた
らこのような治療が可能か聞いてみる価値はあると思います。
最後に、安易に女性ホルモンに手を出さないで頂きたいということだけ念を押しておき
たいと思います。
・オカマバーやニューハーフバーやこれらのコミュニティーに3年身を置くとわかってくると思います。
結局のところ気軽に女性ホルモンに手を出さならい方がいいというこを書いてきました。
で、性自認を確認するために身体の機能に支障を出さない女装のみしてオカマバーや
ニューハーフバーなどに通うことで似た趣向の人種と確実に出会えます。
ここで、他の女装趣味の人がどのような心理で、どうして今この場に来ている
のかなどがわかってくるでしょう。
女装趣味の人は日頃のストレス発散やエンターテイメント的な趣味領域で楽しんでる人が
けっこういます。なので性自認は女性のことが多く、服装を変えれば至って風通です。
私の知り合いでも女装趣味を思う存分楽しんでる人がいますが、彼は一部上場企業の役員
です。観ていると役職上責任も重いのでいつもプレッシャーを抱えているように見えます。
女装が羽目を外せる彼自身の充電時間のようです。
普段はバリバリと男性として働いて家庭円満です。一見畑違いの趣味に見えますが、あべ
こべ感でバランスを取っているようです。
彼のような人はONとOFFがはっきりと別れているので、女装趣味で楽しんでも女性に
なることはないでしょう。性自認も男性です。
女性ホルモンには手に出さず(もちろん身体も弄ってません)メイクやウィッグで女装を
して楽しんでいます。脱毛こそしていますが、声は低いので喋らなければパス度は高い
ですが喋れば即バレます。
彼のような人からMTFとして性別の不一致で深刻に悩んで人がいるので、あなたも
ご自身の心理、感情、嗜好等他の人とすり合わせてみると違いがわかりますよ。
桃栗3年柿8年ではないですが、3年も女装やニューハーフに精を出して費やせば本当
の自分がわかってくると思います。
それでも女性になりたいと気持ちが揺らぐことがなければホルモンなどを開始すればいい
と思います。