SRSはホントに必要か?TGとTSと個人の生きづらさがポイント


SRS(性別適合手術)はホントに必要なのか?

 

これは、個人差があり抱えている問題で生きづらさにより
どの程度ストレスを感じているかによると思います。

このストレスによって、ひどく日常生活に支障が出ている場合
は専門医の元でしかるべき治療を受けながら、最終的にSRS
手術を行うということになるでしょう。

 

大まかにSRSまで視野に入れている人をTS(トランスセ
クシャル)といいます。

 

その一方で、性別に違和感を感じつつも会社などの社会の組織
では産まれながらの性で、プライベートでは心の性で過ごすこ
とによりバランスが保てられているなら手術は不要でしょう。

 

こういうケースをTG(トランスジェンダー)と言います。

 

じっくりと専門と話しことが大事です。

覚悟!一度女性化するとホルモン注射は一生涯必要!!


一度女性化、女体化すると女性ホルモンは一生必要になります!!

 

なので、何となく女装趣味やほのかに女性らしさにあこがれる
という一時的な心の変化だけの場合は絶対に手を出さないこと
です!!

 

女性ホルモン、抗男性ホルモンの長期摂取で男性機能も低下
して精子も作られなくなります。

 

これは体内の女性ホルモンの濃度が上がるためです。プレオペ
でも女性ホルモンの血中濃度が上がると、恐らく元に戻るのは
難しいでしょう。

 

更に、性別適合手術(SRS)をすると元には戻れないので、
よく考えることが大事です。

 

そして、もともとの性は純男なので、女性ホルモンを作る機能
が備わっていないので、一生女性ホルモンを摂取しないと体を
健康な状態に保てなくなるのです。

 

だから、覚悟が必要なのです!!

ホント?子供が産めるの?SRS手術で子宮の移植が可能!?


SRS手術をしても子供を産めるようにはなりません!!

 

しかし、子宮移植の研究も年々進んでいてまだまだ試験段階
ですが、スウェーデンでは移植に成功した例があります。

 

技術的には可能だということです。ただ臨床的データを取る
には不十分で、課題も多く実用化されるまでは時間がかかり
そうです。

 

この技術を使えばMTFの場合でも、凍結した子宮を移植
するというのは理論的には可能なようです。

 

そして、ここでまた倫理的、社会的などの複雑な問題もある
のでスムーズに行かないでしょう。

 

法律も変えないといけないでしょう。MTFが安心して子供
を産むために社会的なインフラを整えなければいけません。

 

でも、あなたもいずれ好きな人の子供を授かりたい、産みた
いという希望を捨てずにいることも大事です。日本は無理で
も他の先進国で認められかもしれないからです。

 

 

 

 

MTFのSRS手術は2通り、あなたのライフスタイルに合わせて!!

TFの性別適合手術(SRS)は大きく2パターンあります。

SRSは陰茎の切除及び睾丸摘出は基本です。そこから、
膣を作るか、作らないかということが大きな違いです。

 

①造膣術(膣形成)

 

性行為ができるように、膣を造るためかなり
術後の痛みと回復までに時間がかります。

 

そして、人工的に造った膣なので放っておくと塞がってしまい
ます。そのためダイレーション(膣が塞がるのを防ぐこと)を一
生涯行う必要があります。

 

痛みが強いため鎮痛剤の服用をすることになるでしょう。SRS
術後は毎日なので、時間と手間がかかります。

 

女性として性行為をしたいと強く願う場合は膣形成する必要が
ありますが、一生涯管理が大変であることと、無理矢理形成する
ので重篤な合併症にかかるリスクもあがります。

 

 

②造膣術(膣形成なし)

こちらは膣を造らないので、性行為はできません。

 

女性器(小陰唇、大陰唇、クリトリス)を精密に形成するため、
膣はなくても外見上は女性器そのものです。

 

造膣に比べて痛みが少なく、回復までの時間が短くて済みます。
①であげたダイレーションも不要です。

 

戸籍上の性別を変えたいという場合、セックスを望まなけれ
ばこちらの方が管理しやすく使い勝手はいいでしょう。

 

 

どちらも一長一短ありますので、あなたのこれからの生活に
合わせて決めるのがいいでしょう。