・息子の部屋から女の子の服が………親として戸惑いを抱えていませんか?
中学生、高校生、大学生の男のお子さんを持つ親御さんで息子さんの女装趣味を心配して
今現在悩んでいませんか?
心配や気持ち悪いとは本人言わずに、どういう目的で何でそのような服装をしていて何が
きっかけなのかなどを何気なく聞いてみるのが親子関係を壊さずに済みます。
意外とただ女っぽい格好に憧れているという中性的な嗜好であることも結構あります。
あまり詮索すると関係が悪化するので徐々に共感するようなスタンスで接することが大事
です。
・幼少期の生育環境に問題が原因かも知れません!?
教育ママのように本人の意に反して熱心過ぎる行動やあまりに躾が厳格であったりすると、
子供は常にプレッシャーを抱えてしまいます。
上記のような生育じゃなくても、感受性が高く繊細な子供の場合は肌感覚でプレッシャー
を感じてしまうことが多々あります。
どちらにしても何かストレスを抱えて居場所がないという場合に自分の実の保身のために
居心地のよい世界に逃げるのは人間普通のことです。
もし息子さん以外に娘さんがいた場合に男の子には厳しく教育するという方針だった場合
それは家の中ではもの凄く居心地の悪い空間になります。
比較してしまうので、自分も女の子だったらもう少しラクに生きれたかもしれないという
思いが芽生えているかも知れません?!
ただ、だからと言って女性になりたいわけでもなく男性が好きなわけでもないという人の
方が普通に多いです。もちろん元々MTFだったり成長過程でMTFに移行する人もいます。
・女装趣味に走ることでプレッシャーから解放される
女装という趣味を持つことでストレス禍の現実から解放されるのは後述しますが、私含め
私の元同僚も解放感や優越感のような物も感じていたりします。
少しでも自己陶酔に浸っていたいのだと思います。他人(男性)から女性として見られている
ような視線を感じていることで普段の男性としての役割を飛ばすことができるのだと思いま
す。だからといって恋愛対象が男性ではないのです。
私も買い物に行ってコートのシルエットがフワッとしていてキレイなレディース物を選ん
でしまうことが多々あります。「ウエスト周りのラインも細くくびれていてなんかいいなぁ。」
と思うのです。
そしてコートを纏って歩くとフワフワとしたやや丸みのあるシルエットが綺麗なので
エレガント感がありそれを楽しんでいたりします。
・女装の世界が自分の居場所
レディースの服装も恐らく最初はシルエットなどが綺麗だと感じて、デザインだったりカラー
バリエーションの豊富さに惹かれて自己表現をしているのだと思います。
レースやフリルがついているとやっぱりどう見てもレディース物ですね。これら女性特有の
デザインが心地よく自分の非日常感を出すのが日頃の新鮮でストレスを緩和するのに役立つ
という人が多くいます。後述する私も含め元同僚もこの感覚があります。
・昔の私の職場の同僚Aさんの女装趣味と生い立ち
私が昔働いていた会社の同僚Aさんは教育熱心で厳格な両親に育てられたといいます。
仕事も出来て人当たりもいい人ですが、話していると幼少期から何か抑圧されていると
感じることが多々ありました。
入社して3カ月ほど経ったある日、ランチタイムで職場の近くの定食屋に行きました。
私はとんかつ定食でAさんは生姜焼き定食を頼みました。
私はいつものように何も考えずに、先ずとんかつ1切れ食べて2切れ目は半分かみ砕き
ご飯と一緒に食べる。ほとんどこの繰り返しで途中で味噌汁を呑んだり、キャベツを食
べるというランダムな食べ方で食べていました。
一方Aさんは生姜焼き定食を食べる際の順番は
①主食であるご飯
②汁物である味噌汁
③副菜である生姜焼き
規則的にこれらの順番をルーティンのように食べていました。
いわゆる三角食べというやつですね。
なぜ、私が彼のこのような食べ方に気づいたかというとこの定食屋はランチタイムは
ごはんがおかわり自由だったのです。
私も彼もおかずを増量していました。私は残りのとんかつの量を見て茶碗半分程度おか
わりしました。
彼もおかずとご飯の比率から言って茶碗半分程度はおかわりしてもいいのではと
思っていました。
彼は店主からも「お客さんごはんおかわり大丈夫ですか?」と聞かれていましたが、
「私は大丈夫です。」と言っていました。
そして見てると、ごはん→味噌汁→生姜焼きと比率を無理矢理合わせるように食べて
いました。
後で食べ方の事を聞くと納得したのですが、この店味噌汁はおかわり自由じゃなかった
のです。そのため途中で味噌汁はどうしても切れるということからごはんのおかわりは
パスしたようです。
彼は厳しい両親から食べ方についていも事細かく躾けられて大人になっても染み付い
ていました。
ここでは彼に女装趣味があるという事を私がなぜ知ったのかは割愛しますが、このような
ことからもわかるように、抑圧的な環境で育てられるとやはり無意識レベルで息苦しさを
感じてるようです。
しかし、女装しているときは異世界というか新世界というかそこに自分の精神を融合させ
ることで彼も私も何かホットする感覚を得られます。
服装を変えることで違う気分を変えて非日常の自分を演出することができます。
そこには癒しや安らぎという一種のリラクゼーション的な感覚もあります。
女装してフェミニン感をプンプン匂わせて彼と私は小旅行に行くことがありますが、
お土産屋さんや道の駅でご当地スイーツや限定ソフトクリームを食べる過ごすのは
仲のいい女子二人組として扱われることに心地よさも覚えるものです。
余談ですが、女性ホルモンは免疫力を上げるようです。これが男女の平均寿命にも関係
しているのかわかりませんが、少なくても女装してると心地よいのです。
・女装とMTF(GID)はほとんど意味合いが違います。(まとめ)
私の体験談なども含めて紹介してきましたが、女装とMTFはほとんど関係ないことが
多いというこで、私の周りでも趣味で女装をしている人が圧倒的多い印象です。
息苦しい社会や組織などからの一時的な解放で楽しんでいる人が多いです。
仲には産まれたときから性別違和感を感じてMTFである(女性になりたい)という願望
があって女装を入門とする人もいます。
生育過程で女性になりたいと思う人もいますが、MTFは生育環境による思い込みである
こともあるので注意が必要です。
MTF当事者からしても女装趣味で楽しんでる人からしても同じように見られて混乱を
招くこともあるので困惑するケースもあります。